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ローカルとツーリストの交流を生む新たな観光案内所を紹介

2019年9月17日にトークイベント『世界目線で考える。〜文化は混ざることで生まれる。観光案内所とアートセンター編〜』が開催されました。イベントでは、ORIGINAL Inc.代表取締役の伏谷博之が総合プロデューサーとして立ち上げに携わり、2019年12月5日に東急不動産の新商業施設、渋谷フクラスの1階にオープンするツーリストインフォメーションセンター「shibuya-san」の全貌を紹介。建築家の青木淳氏をはじめとしたプロジェクトのキーパーソンが集まり、アートセンターを併設した日本初の観光施設であるshibuya-sanの今後の展望を語りました。

少し目線を変えてみれば、観光案内所は世界中から多様な人たちが訪れる貴重な場所として、新たな役割と訪れる価値を持つユニークな場所になり得る

『世界目線で考える。』とはORIGINAL Inc.が主催するトークイベントです。2015年から30回以上開催されてきた同シリーズは、訪日観光マーケティング、ナイトタイムエコノミー、地域振興などさまざまなテーマに関するエキスパートを呼び議論を交わす場として、ビジネスパーソンに人気のイベントとなっています。

スマートフォンが普及しネットで自ら旅程を組むのも容易になった現代に、伝統的な観光案内所の役割は失われつつあります。しかし、少し目線を変えてみれば、観光案内所は世界中から多様な人たちが訪れる貴重な場所として、新たな役割と訪れる価値を持つユニークな場所になり得るのではないでしょうか。イベントでは、そんな仮説を元に始まった同プロジェクトの全貌に迫りました。

『世界目線で考える。〜文化は混ざることで生まれる。観光案内所とアートセンター編〜』の概要は以下の通りです。

第1部 『混ぜる観光案内所とは何か』 観光案内所のデザインを担当する建築家の青木淳氏と、施設のネーミングやコンセプトワークも担うコピーライターの高木基氏、東急不動産で本施設を担当する若津宇宙氏、伏谷博之が登壇。このプロジェクトで検討されたことや、今後の展望を語りました。

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第2部 『東京圏の小さなアート拠点の現在』
北千住BUoY芸術監督の岸本佳子氏、台東区にあるアーティスト・イン・レジデンス、オールモストパーフェクト(Almost Perfect)のルイス・メンド氏と岡田有加氏、横浜のアートスペース『The CAVE』運営メンバーの一人である劇作家・石神夏希氏、観光案内所のアートセンター部門を担当する森隆一郎氏が登壇。東京のアートセンターやアーティスト・イン・レジデンス、オルタナティブスペースなどのアートの活動拠点の今について、それぞれの活動や世界の状況などに触れながら紹介しました。
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イベント当日には110名の来場者が集まり、繰り広げられるトークに熱心に耳を傾けていました。今後もORIGINAL Inc.はインバウンド・アウトバウンドに関してさまざまなテーマを設けて、世界目線イベントシリーズを開催していく予定です。新しいイベントの告知はウェブサイトおよびPeatixページで随時発表していきます。ご期待ください。

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