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世界最大規模を誇る広告賞「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」が主催する「ヤングライオンズ/スパイクス コンペティション2024」日本国内予選において、ORIGINAL Inc. 取締役副社長の東谷彰子が、メディア部門の審査員に選出

10月 23, 2023

世界最大規模を誇る広告賞「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」が主催する「ヤングライオンズ/スパイクス コンペティション2024」日本国内予選において、ORIGINAL Inc. 取締役副社長の東谷彰子が、メディア部門の審査員に選出されています。東谷は2019年より審査員を務めており、今回が4度目の選出となります。

ORIGINAL Inc. 取締役副社長 東谷彰子

2023年の総評・コメントは以下の通りです。

ヤングカンヌの審査も今年で3年目になります。多くのご応募をいただきましたが、今年は総合力で日本代表の選出を行いました。 企画書の内容はとても良いのに、プレゼンテーションでその魅力がうまく伝わらなかったり、あるいは、プレゼンテーションは魅力的なのに、企画書が貧弱だったりと、色々なケースがありましたが、総合的に見て、世界で戦えるチームであるかどうかという観点から、審査員の方々と話し合いました。

私は仕事で、多言語翻訳や多言語の解説文の制作に長くたずさわっていますが、英語の企画書や解説文を準備するときに、常に注意していることがあります。それは、英語として成立する表現が使われているかどうか。英語ユーザーに十分に伝わる内容になっているかどうか、ということです。

今回拝見した企画書の多くは、日本語から直訳したような英文で書かれていました。英単語が使われてはいるものの、英語として伝わる文章になっているかを検証するプロセスが抜けているために、メッセージが伝わりにくくなってしまっているのです。
下記のツイートをご覧ください。いま書いたことのわかりやすい事例です。

ツイート事例:https://bit.ly/46lWndI

原文となっている”日本語がすけて見える英語の文章”はどうしても、日本語がわからない英語ユーザーには伝わりづらいのです。海外の審査会で外国人のジャッジに企画を理解してもらうためには、単語選びや文章の構成を十分に練る必要があります。

また、今回は「アジアにおける海洋汚染問題を解決に導くアイデアを考えなさい」という課題でしたが、まずはグローバルスタンダードではどのような対応がなされているのかを押さえておかないと、時代遅れな議論をしているように思われる可能性があります。どんなテーマであっても、広い視野を持って、世界で受け入れられる企画を生み出し、世界で活躍されることを願っています。

カンヌライオンズ日本公式サイト