かつて『かわいい』は、愛らしさを感じさせる整ったフォルムや、社会へのカウンターとしての意味を含むものだと考えられてきました。しかし、現在ではその前提は揺らぎ、説明しきれない違和感やゆがみすらも『かわいい』と感じられるようになっています。 今号の表紙を飾るのは、国内外で活躍する2人のアーティストの作品。一人は、戦後の日本家庭を象徴する『花柄毛布』を用いた大規模なインスタレーションで知られるアーティスト・江頭誠。そしてもう一人は、ふわふわのボディと、どこかつかみどころのない表情のぬいぐるみを生み出す片岡メリヤスです。 Art...

